4. 「子ども・子育て支援金」の使い道は6つ

この支援金は「子ども・子育て支援法」に基づき、以下の6つの施策に限定して使われることが決まっています。

  • 児童手当の拡充(令和6年10月支給開始)
  • 妊婦への10万円相当の給付(令和7年4月支給開始)
  • 育児休業給付の拡充(令和7年4月支給開始)
  • 時短勤務中の賃金を補う給付(令和7年4月支給開始)
  • こども誰でも通園制度の本格実施(令和8年4月給付化)
  • 育児期間中の国民年金保険料の免除(令和8年10月制度開始)

これらの施策により次の世代を支え、医療・年金等の社会保障制度を持続可能なものへと導きます。

5. まとめ

月額数百円の上乗せと聞くと「単純な負担増」に感じますが、政府は「国民に実質的な追加負担は生じさせない」と説明しています。

その理由は、同時に進められる「社会保障改革(歳出改革)」にあります。

医療や介護の効率化を進めることで、本来上がっていくはずだった保険料の伸びを抑制し、その浮いたお金の範囲内で「支援金」を徴収するという理屈です。

「新たに財布からお金が減る」のではなく、「本来上がるはずだった保険料の上昇幅を抑えることで、実質的な収支をトントンにする」という考え方となります。

ただし、これは社会保障改革が計画通りに進むことが前提となるため、今後の改革の行方を注視していく必要があります。

参考資料

和田 直子