3. 国民年金+厚生年金「月15万円以上」もらっている人はどのくらいいる?
厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金を合わせた受給者の平均月額は約15万円です。
では、実際にこの水準以上を受け取っている人はどのくらいいるのでしょうか。
同資料によると、厚生年金受給者のうち月額15万円以上を受け取っている人は全体の約49.8%、つまりほぼ半数にのぼります。
ただし、注意が必要なのは、この金額はあくまで額面(支給額)だという点です。
年金からは所得税・住民税・介護保険料・後期高齢者医療保険料などが天引きされるため、実際の振込額は数千円から1万円以上少なくなるのが一般的です。
「15万円もらえる」と思っていても、手元に届く金額はそれを下回ることを念頭に置いておく必要があります。
もう一点見逃せないのが、男女間の格差です。
平均月額は男性が約17万円であるのに対し、女性は約11万円と、約6万円の開きがあります。この差は、現役時代の就業期間や賃金水準の違いが、そのまま受給額に反映された結果です。
特に女性にとっては、公的年金だけを老後の収入源とすることへのリスクが数字として表れています。iDeCoや新NISAといった私的な資産形成を早い段階から組み合わせていくことが、より現実的な備えにつながるでしょう。
