暖かな春の風が心地よく、本格的なガーデニングシーズンの到来を感じる4月。お庭や玄関先のちょっとしたスペースを見渡したとき、「日当たりがあまり良くないから」と植物を迎えるのをためらっていませんか。
実は、直射日光が少ない「日陰」や「半日陰」という環境は、落ち着いた雰囲気のシェードガーデンをつくるのに最適な場所です。
強い日差しを避けることで、植物たちの葉の繊細な色合いや、みずみずしい質感がより一層引き立ちます。
今回は、そんな日陰という環境を味方につけて、お庭の景観をグッと洗練させてくれるおすすめの多年草を、参考価格とともに紹介します。
1. この記事で紹介する「日陰の庭でも育てやすいオシャレな多年草」
- アジュガ:銅葉や斑入りの葉がシックな、日陰に強いグラウンドカバー。
- ホスタ:バリエーション豊かな葉色で、日陰に明るさを添える植物。
- セイヨウオダマキ:うつむき加減に咲くデコラティブな花が、エレガントな多年草。
2. 日陰の庭でも育てやすい《おしゃれな多年草3選》
植物の中には、強い直射日光よりも木漏れ日のような「明るい日陰」を好む種類が多く存在します。ここでは、葉の模様や花姿が美しく、初心者の方でも比較的育てやすい植物をピックアップしました。
2.1 【アジュガ】日陰の足元をシックに彩る青い絨毯
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tamu1500/shutterstock.com
地面を這うように広がるアジュガは、日陰の庭の足元を彩る頼もしいグラウンドカバーです。深い銅葉や斑入りの葉が空間を程よく引き締め、春にはすっと立ち上がった茎に青紫やピンクの愛らしい小花を咲かせます。
明るい日陰を好み、土の表面が少し乾いたらたっぷりとお水をあげるのが長く楽しむ秘訣です。植え付け直後は乾燥に気をつけつつ、根腐れを防ぐため過湿には注意しましょう。ランナーを伸ばして自然に広がり、毎年しっとりとした景色を見せてくれます。
※価格の目安:300〜600円前後(3号ポット苗)
2.2 【ホスタ(ギボウシ)】多彩な葉色で魅せるシェードガーデンの主役
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Jennifer Sanerkin/istockphoto.com
シェードガーデンに欠かせないのが、みずみずしい葉を広げるホスタです。青みがかった緑から明るいライムグリーンまで葉色のバリエーションが豊富で、初夏には涼やかな花を咲かせます。
強い直射日光で葉焼けを起こすことがあるため、建物の陰など「半日陰」での栽培が適しています。
乾燥をやや嫌うため、土の表面が乾いたらたっぷり給水し、株元をマルチングして適度な湿度を保つと生き生きと育ちます。冬は地上部が枯れますが、春に再び新芽を出す生命力あふれる植物です。
※価格の目安:500〜1500円前後(3号ポット苗)
2.3 【セイヨウオダマキ】うつむき加減に咲くエレガントでデコラティブな花姿
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Natalia Zhukova/istockphoto.com
複雑でデコラティブな花をうつむき加減に咲かせるセイヨウオダマキ。高さが出るため、庭の奥まった場所に植えてもエレガントな存在感を放ち、まるでヨーロッパの庭園のような洗練された景色を作り出します。
半日陰で風通しの良い環境を好みます。夏の蒸れをやや苦手とするため、涼しい環境づくりを心がけましょう。
お手入れの際は、草汁で肌がかぶれるのを防ぐため手袋の着用をおすすめします。寿命は短めですが、こぼれ種で自然に世代交代していく姿を楽しめるのも魅力です。
※価格の目安:500〜1000円前後(3号ポット苗)
3. シェードガーデンに落ち着いた彩りを添えるおしゃれな多年草、この春お迎えしてみませんか
今回は、日当たりが限られた場所でも美しく育ち、お庭に落ち着いた彩りを添えてくれる美しい多年草をご紹介しました。
日陰だからといって植物栽培を諦める必要はありません。環境に合った種類を選ぶことで、魅力的なシェードガーデンをつくることができます。
花の色合いだけでなく、葉の質感やフォルムの対比を意識して組み合わせると、より奥行きのある洗練された空間が作れますよ。
ご自宅のガーデニングスペースの環境に寄り添いながら、植物たちの静かで心豊かな成長を楽しんでみてください。
4. ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い4/7
出所:LIMO編集部作成
さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
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LIMOガーデニング部