3.2 満足度9割超の裏側で「43%」が直面する資金捻出の壁
しかし、一部の不満層(計6.3%)にその理由を尋ねると、意外な回答が浮き彫りになりました。「期待したほど利益が出ていない(37.5%)」を抑え、最も多かったのは「投資資金の捻出が苦しい(43.8%)」という声でした。
3.3 「成功体験」が招くオーバーペース
昨今の物価高騰が家計を圧迫するなか、運用成績が良いからこそ「もっと積み立てなければ」と無理をしてしまう。その結果、日々の生活費を削ってまで入金に回す、本末転倒な状況が生まれています。投資資金の確保が継続性を左右する重要な変数となっており、この「捻出の限界」を感じている層が、警鐘としての「NISA貧乏」の正体と言えるでしょう。
調査概要
調査名:オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査
調査方法:WEBアンケート
調査期間:2026年1月10日(土)~2026年1月12日(月)
回答者:全国の『オカネコ』ユーザー382人
回答者の年齢:30代以下18.6%、40代26.4%、50代32.2%、60代以上22.8%
回答者の世帯年収:400万円未満24.4%、400万円以上600万円未満20.7%、600万円以上800万円未満16.0%、800万円以上1,000万円未満12.8%、1,000万円以上1,200万円未満6.3%、1,200万円以上13.1%、わからない6.7%
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)