3. 進捗率32%のカラクリは「第4四半期の超強気見通し」にある

動画の結論として、「なぜ進捗率が低くても問題視されていないのか」という最大の疑問に対する答えが提示されました。それは、同社の「第4四半期(1月〜3月)」に対する驚異的な見通しにあります。

泉田氏は、会社側が第4四半期の3ヶ月間だけで「税引前利益を4260億円から5160億円稼ぎ出す」という超強気な計画を発表している点を紹介しています。

つまり、1年間で稼ぐ利益の大部分を最後の3ヶ月間に集中させる「超・尻上がり」の事業計画になっているため、第3四半期時点での進捗率が低く出るのは計算通りである、というのが同氏の理論です。

半導体メモリ市場は市況の変動が激しく、需要と単価が上向いた時の利益の爆発力は凄まじいものがあります。泉田氏は、「表面的な進捗率だけを見て慌てて株を売ってしまうと、本質を見誤る典型的な例である」と、投資初心者に向けて警鐘を鳴らしています。

キオクシアの決算書を解説する泉田氏3/4

キオクシアの決算書を解説する泉田氏

出所:各資料をもとにイズミダイズム作成

【動画で解説】キオクシア、進捗率わずか32%で目標株価引き上げ続出の謎