2. 四半期ごとの推移を見ると見えてくる「急回復」の兆し

一見すると不安になる進捗率ですが、泉田氏は「ここが今回の決算の最大のポイントである」と語り、視点を変えるよう促しています。

動画内で同氏が注目したのは、累計の数字ではなく「足元の第3四半期単体(10月〜12月の3ヶ月間)」の業績です。

泉田氏の解説によれば、直近の3ヶ月間だけを切り取ると、売上収益は5436億円、営業利益は1428億円に達しており、直前の第2四半期(7月〜9月)と比較して大幅な増収増益となっています。

【動画で解説】キオクシア、進捗率わずか32%で目標株価引き上げ続出の謎

動画内で語られたその背景には、半導体メモリ特有の市況の変化があります。前半戦はスマートフォンやPC向けの在庫調整による単価下落に苦しんだものの、足元では「生成AI向けのデータセンター需要」が非常に力強く、販売単価が明確な上昇に転じていると泉田氏は説明しています。

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キオクシアの決算書を解説する泉田氏

出所:各資料をもとにイズミダイズム作成