5. おわりに
在職老齢年金制度は、一定以上の収入がある年金受給者の年金支給額を調整する仕組みです。
働いて得た賃金と厚生年金の合計が基準額を超えた場合、超えた分の半額が支給停止となります。
2026年4月からは基準額が51万円から65万円へと引き上げられることで、働きながら年金を全額受給できる高齢者の範囲が広がります。
今回の改正は、「給与も年金も受け取りながら現役として働きたい」と考える高齢者を後押しするものといえるでしょう。
まずは改正内容を正しく理解したうえで、ご自身の収入状況や厚生年金額と照らし合わせながら、それぞれに合った働き方と収入設計を検討することが重要です。
制度をうまく活用し、将来の安心につなげていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「年金の減額を意識せずより多くの収入を得られるようになります!」
- 厚生労働省「在職老齢年金制度の見直しについて」
- 政府広報オンライン「もっと働きたい!に応えて、在職老齢年金制度の基準額が2026年4月から引上げに」
- 日本年金機構「在職老齢年金早見表」
池田 夕華