妊娠中は出産のことで頭がいっぱいで、職場復帰後のことを考える余裕がない人も多いもの。いざ出産した後に「どのタイミングで、誰に、どうやって報告すれば良いの?」と迷ってしまう人もいます。中には、「プライベートのことだし、会社に報告する必要ってあるの?」と思っている人もいるかもしれません。

でも、会社への出産報告は、単に出産した事実を伝える以上の意味を持っていることを知っていますか?今回は、会社への出産報告の大切さ、そして押さえたいポイントについて紹介します。

出産報告はスムーズな職場復帰の第一歩

産休・育休中はもちろんですが、職場復帰後に育児と仕事を両立させるには、職場の上司や同僚からの協力が不可欠。時短勤務や子どもの急な発熱による早退などで、多くの人たちによる仕事のサポートが必要になるからです。

会社への出産報告は、産休・育休中に仕事をサポートしてくれた職場のメンバーへ感謝の気持ちを伝えるのに有効な手段であり、礼儀でもあります。きちんと出産報告をすることで、良好な職場復帰につながるのです。

どのタイミングで、誰に報告する?

体調や個人の事情にもよりますが、会社への出産報告はなるべく早く行なうことをおすすめします。具体的には、産後3日以内が理想でしょう。

中には、会社への出産報告はもう少し落ち着いてからにしようという人もいるようです。しかし、先延ばしにしているうちに、育児が忙しくなって、報告のタイミングを逃してしまったという人もいます。

会社側としては、従業員の出産に伴い、様々な手続きをする必要があります。手続きをスムーズに行なえるようにするためにも、早め早めの報告を心がけましょう。

人によっては、体調が優れないなどの理由で、すぐ報告できない場合もあるかもしれません。遅れて報告する際にはお詫びと事情を可能な範囲で伝えることがポイントです。

そして、出産の報告をする順番は、最初に直属の上司、そして次に同僚の順が良いでしょう。他に、会社の決まりで人事担当者に報告する必要がある場合は、そのルールに従ってください。

ここで注意したいのが、FacebookやTwitter、Instagramなどでの出産報告。職場の中でもつながりのある人とない人がいるでしょう。自分よりも先に他の人が出産の事実を知っていることを快く思わない上司もいるかもしれません。余計な憶測やトラブルを避けるためにも、先に直属の上司に報告しましょう。

中にはメールか電話か、どうやって報告すれば良いか迷ってしまう人もいるかもしれません。基本的にはどちらでも問題ないですが、忙しい職場の場合、相手の都合を考えるとメールの方が無難でしょう。また、社内で出産経験のある人はどのように対応していたかを参考にする方法もあります。

あくまでも会社員の立場で。気をつけたい報告内容