[1]その仕事、本当に興味ある?

就職先を決める際、仕事・事業内容を非常に多くの方が重視しています。そして、一般的な業務時間は毎日8時間です。興味がある内容でなければ耐え難い時間であり、長続きはしないでしょう。長く勤めたいと考えているのであれば、仕事内容に「興味があるかどうか」を優先的に考えることをおすすめします。

[2]給与・福利厚生もしっかり把握

給与・福利厚生が充実している企業は安定した環境であることが多いため、結果的に働きやすく長期的に勤めやすいでしょう。「仕事・事業内容」がほぼ同一の企業で悩んでいるのであれば、給与・福利厚生の差異は十分な判断材料となります。

とくに女性の場合であれば、結婚や出産などのライフイベントによって現場から退かなくてはならない場合があります。育児休暇制度の有無や実際の取得率なども調べてみると良いでしょう。

[3]直観を信じてみよう!社風・雰囲気

企業で働く上で避けられないのが「人間関係」です。オープンで風通しの良い環境なのか、上下関係がしっかりしているのか、どちらがあなたに合っているのか考えましょう。加えて、年功序列か実力主義かどうかも大きな判断基準となります。

また、「合いそう」「合わなさそう」などの相性や雰囲気は直感で感じることもあります。多くの場合、直感は当たっているので、自分を信じて判断することも重要です。

悔いのない選択をするために

「面白そう」「楽しそう」と表面上だけで判断してしまうと、実際入社してからのギャップに耐えられず早期退職となりかねません。また、自己理解が浅い状態で就職先を選んでしまった場合には、適性のない仕事についてしまう可能性もあります。

新卒入社は人生で一度きりです。悔いのない選択をするためにも、自分自身としっかり向き合い、どのような社会人として生きていきたいかを考えてみましょう。理想の状態へ向かうために、どのような仕事に携わりたいかをイメージすると更にキャリアプランが具体的になり、就職先を選びやすくなります。

新卒入社した企業に何十年も勤めることもあるので、就活の軸や自分の価値観を確立させ、最適な選択をしましょう。

千歳 悠