一言でいえば、金融商品はほかの金融機関でも購入できるのであれば、必ずしも銀行で買う必要性はありません。
たとえば、投資信託に関していえば、簡単に口座を開設できるネット証券では、ノーロード(購入手数料無料)の投資信託の品ぞろえは充実しています。ネットであればせかされることなく、じっくり考えながら商品を選ぶことができます。
銀行で扱われる投資信託は「アクティブ・ファンド」と呼ばれるプロ投資家がベンチマークと呼ばれる株価指標に対してそのパフォーマンスが上回るように運用を目指す投資信託です。
そうしたアクティブ・ファンドは購入手数料(買付手数料)が必要となることが多いです。一方で、インデックスのパフォーマンスに近づける運用をしている「インデックス・ファンド」が最近ではノーロードであるケースが多いことを考えると、「インデックス・ファンドでいいや」と考える方がいてもおかしくありません。
また、生命保険に関しても、最近では複数の保険会社の商品を扱う乗り合いの代理店も町中でよく見かけるようになり、銀行の窓口で保険の相談をしなくとも、お手軽に保険の相談をすることができるようになっています。
こうした選択肢が多くなった状況を考えれば、何も銀行で金融商品を買う必要はないといえます。
保険と市場性商品
では、そうした中で筆者がどのような保険に魅かれたかというと、貯蓄性のある保険です。