2. 【40歳代~50歳代】1世帯当たりの年間教育費がピークに

40代から50代にかけての家計を大きく左右する傾向あるのが、子どもの教育費です。

進学段階が上がるにつれて支出は増え、私立進学や塾・習い事が重なると、家計の中で教育費が占める割合は一気に高まります。

以下は世帯主の年齢別の世帯ごとにかかる年間教育関連費のグラフです。

世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間の教育関係費(二人以上の世帯)(2024年)3/4

出所:総務省統計局「家計調査」第3章 年齢階級別に見た暮らしの特徴

2.1 【40歳代~50歳代】1世帯当たりの年間教育費(二人以上の世帯)

  • 40歳代:45万6432円
  • 50歳代:53万6251円

平均値を見るだけでも、働き盛り世帯にとって教育費が大きな固定支出になっていることが分かります。

特に50歳代は、大学進学や受験期と重なるケースが多く、教育費のピークを迎えやすい年代です。

住宅ローンや生活費と重なれば、可処分所得の多くが短期的な支出に回り、老後資金の準備が後回しになりやすい構造といえるでしょう。

さらに注意したいのは、この金額があくまで平均である点です。

私立校への進学や下宿費用などが加わると、実際の負担は大きく跳ね上がる可能性があります。

その結果、貯蓄の取り崩しや投資の中断につながるケースも少なくありません。

40歳代・50歳代で貯蓄が伸び悩む背景には、こうしたライフイベントに伴う支出の集中が影響していると考えられます。