4. 日々の健康づくりが将来の保険料を下げる?「インセンティブ制度」
私たち一人ひとりの取り組みが、将来の保険料率の引き下げにつながる可能性があります。
協会けんぽでは、加入者や事業主の取り組みによって医療費の伸びを抑えられた上位15支部に対し、保険料率を引き下げる「インセンティブ制度」を取り入れています。
評価の指標となるのは以下の5つです。
- 特定健診等の実施率
- 特定保健指導の実施率
- 特定保健指導対象者の減少率
- 要治療者の医療機関受診率
- ジェネリック医薬品の使用割合
「毎年健診を受ける」「要治療の判定が出たらすぐに医療機関を受診する」「ジェネリック医薬品を積極的に利用する」といった日々の小さな心がけが、自身の健康を守るだけでなく、めぐりめぐって自分たちの保険料負担を抑える第一歩になります。
5. まとめ
2026年度(令和8年度)の協会けんぽの保険料率は、多くの都道府県で引き下げられる結果となりました。
一方で、新たに子ども・子育て支援金制度が始まるなど、給与から天引きされる社会保険料の内訳は少しずつ変化しています。
まずはご自身の給与明細や資格情報のお知らせを確認し、4月納付分(3月分)から保険料がどのように変わるのか、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
マネー編集部社会保障班
著者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。(2026年1月5日更新)