2. 投資信託より手数料が高い

本題に移りましょう。なぜファンドラップは批判されることがあるのでしょうか。1つは手数料にあると考えられます。投資信託の単体の費用に加え、ファンドラップは固有の費用が必要です。

ファンドラップの手数料は大きく次の3つです。信託報酬といった投資信託の運用費用に、「ファンドラップ手数料」と「投資顧問料」が上乗せされる形です。

2.1 ファンドラップの主な手数料

・投資信託の運用費用
・ファンドラップ手数料
・投資顧問料

ファンドラップ手数料は口座の管理費用です。金融機関が資産の管理や取引といった業務を請け負うので、その報酬を支払います。

一方の投資顧問料は一任運用の対価です。顧客に代わり金融機関が運用を行うため、その報酬を顧客が負担します。投資顧問料は固定型と成果報酬型があり、成果報酬型は資産の増加分に対して費用が生じます。

ファンドラップと投資信託の手数料イメージ2/3

ファンドラップと投資信託の手数料イメージ

出所:著者作成

つまり、ファンドラップは直接的に投資信託を買う場合と比較し追加の費用が発生します。どうしてもコストは高くなる傾向にあり、ファンドラップの批判に結び付いていると考えられます。