4. 「5年」と「一生」、受給額の差はどれくらい?
5年の有期給付と無期給付で、受給額の差はどれくらいあるのでしょうか。年収500万円の夫(勤続15年)を亡くした妻(40歳)を例に、受給金額を比較してみましょう。
年収500万円(月収約42万円)で勤続15年の場合、遺族厚生年金の受給額は年間約51万円です。これをもとに、生涯の受給額を比較すると、差額は以下のとおりです。
- 5年の有期給付:255万円
- 無期給付:2703万円(※)
- 差額:2448万円
※90歳まで受給したと仮定。中高齢寡婦加算については除いている。また、実際は65歳以降は自身の年金と調整される。
生涯の受給額の差は、2400万円にものぼります。これまで老後までのつなぎ資金としての役目を果たしてきた遺族厚生年金ですが、2028年4月の制度改正で、子どものいない人にとっては「生活を立て直す一時金」の性質が強くなります。労働収入など、遺族厚生年金に頼らない生活基盤の整備が重要になるでしょう。
