4. 会社が労災申請してくれないケース
勤務先が労災申請してくれない理由は、会社が労災に該当しないと判断した場合のほか、労災発生による労災保険料アップや企業イメージの低下、事務負担を避けるために「労災隠し」をしていることも考えられます。
勤務先が労災申請してくれないときは、従業員が自分で労災申請することも可能です。申請書には原則勤務先の証明が必要ですが、申請書の提出先である労働基準監督署で事情を話せば事業所の証明なしで申請書を受理してもらえます。申請書は労働基準監督署の窓口または厚生労働省のホームページからダウンロードして入手できます。
また、労災の認定を巡って会社と争うことを想定して、労働基準監督署や弁護士などに相談するという選択肢もあります。相談時には、勤務状況と事故状況がわかる客観的な資料を持参しましょう。
5. 労災認定されなかったケース
労災申請したが認定されなかった場合(不支給決定)、最初に不支給となった理由を確認しましょう。「業務起因性が認められない」「通勤経路を逸脱していた」などが考えられます。
申請結果やその理由に納得できない場合、「審査請求」を行うことが可能です。審査請求の結果に不服があれば、「再審査請求」もできます。審査請求は、都道府県労働局の労働者災害補償保険審査官に対し、不支給決定があったことを知った日の翌日から3ヶ月以内に行います。内容が専門的になるため、弁護士に相談したほうがいいケースもあるでしょう。