2. 「オルカン」vs「S&P500」過去の運用成果を比較

「オルカン」や「S&P500」をベンチマークとするファンドは複数ありますが、今回は三菱UFJアセットマネジメントが設定している下記2本の運用実績を比較してみましょう。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

2.1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の運用実績

三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、米国を中心としつつも、欧州・日本・新興国など世界中の株式市場に分散投資しています。

米国株が好調な局面ではS&P500にやや劣るものの、他の地域が下支えとなるため、値動きは比較的緩やかです。

三菱UFJアセットマネジメントが公表している月次レポートを見ると、以下のような騰落率になっています。

【2026年3月6日現在】

  • 設定日:2018年10月31日
  • 設定来リターン:+238.88%
  • 直近5年リターン:+146.80%
  • 直近3年リターン:+95.30%
  • 直近1年リターン:+28.16%
  • 直近6カ月リターン:+14.80%
  • 直近3カ月リターン:+3.43%
  • 直近1カ月リターン:+0.62%

2.2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用実績

これに対して「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、米国を代表する約500社に集中投資するファンドです。

米国企業は成長力が高く、特にIT・ハイテク分野の拡大を背景に、長期的に高いリターンを上げてきました。

こちらも同じく三菱UFJアセットマネジメントが公表している月次レポートを見ると、以下のような騰落率になっています。

【2026年3月6日現在】

  • 設定日:2018年7月3日
  • 設定来リターン:+293.97%
  • 直近5年リターン:+174.07%
  • 直近3年リターン:+102.38%
  • 直近1年リターン:+24.61%
  • 直近6カ月リターン:+12.29%
  • 直近3カ月リターン:+1.07%
  • 直近1カ月リターン:+0.98%

2018年に設定されてからほぼ右肩上がりに上昇しており、設定来リターンは293.97%にまで達しています。

幅広い国や地域の株式に分散投資するオルカンに比べると、リターンの大きさは米国市場に集中投資するS&P500に軍配が上がります。

とはいえ、米国市場の動向によっては大きく値下がりするリスクもあるため、どちらが良いとは一概には言えません。