4. 個人向け国債の注意点

普通預金と比較してメリットが多い一方で、「投資」として考えるなら、事前に押さえておきたいポイントもあります。

個人向け国債は元本保証があり、比較的安定的な商品とされていますが、金利水準や物価動向によって実質的なリターンは変わります。たとえば、金利が固定されるタイプの商品では、市場環境の変化によって相対的な魅力が低下する可能性もあります。一方で、「変動10年」のように金利が見直されるタイプもあるため、商品ごとの仕組みを確認したうえで選ぶことが大切です。

とはいえ、普通預金に置いたままにするよりも高い利回りが期待できる場合があり、安定性を重視する資金の置き場所としては有力な選択肢の一つといえるでしょう。

5. おわりに

本記事では、2月募集の個人向け国債と大手銀行預金の利息を比較し、その実力差を検証しました。現在の個人向け国債は、元本保証という高い安全性を維持しつつ、銀行預金とは比べものにならないリターンが期待できる、非常にバランスの良い資産です。

もし、当面使う予定のないまとまった資金がお手元にあるのなら、単に口座に寝かせておくのではなく、より有利な保管場所として「個人向け国債」を検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料

斎藤 彩菜