3. まとめにかえて
今回は、2025年の家計調査をもとに、消費の回復と家計の厳しさについて解説しました。消費支出は実質で増えたものの、その背景には物価上昇の影響が大きく、食費を中心に節約志向が続いています。
また、勤労者世帯の実収入や可処分所得は実質マイナスが続き、貯蓄を取り崩しながら家計を維持している世帯も少なくありません。
特に単身世帯では、貯蓄額の中央値が低く、将来への不安が強まりやすい状況がうかがえます。この機会に、毎月の支出や貯蓄のバランスを見直し、自分の世帯に合った無理のない家計管理や資産形成を考える一歩につなげてみてはいかがでしょうか。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
CFP®認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/J-FLEC認定講師
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。ファイナンシャルプランナーとして独立後は公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。マネースクール講師としても活動し、社会保障、リタイアメントマネジメント、NISA、iDeCoを含む資産運用など、お金に関する幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMOマネー編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定講師として、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。(2026年1月9日更新)