4. 自転車は「気軽な移動手段」から「責任と補償が求められる車両」へ
今回の「青切符」制度導入は、単なる取り締まり強化というより、自転車事故を減らすための意識改革が背景にあります。自転車は歩行者と接触すれば、思わぬ高額賠償につながるケースもあります。実際、過去には数千万円規模の損害賠償が命じられた判例もあり、自転車事故は「起こしてから考える」では済まされません。
そのため、ルールの確認とあわせて、自転車保険への加入状況や、個人賠償責任補償の金額を確認しておくことも重要です。
すでに加入している場合でも、
- 個人賠償責任補償が付いているか
- 補償額はいくらか
- 家族全員が補償対象になっているか
といった点は、施行前の今こそ見直しておきたいポイントです。
「知らなかった」「入っていなかった」では取り返しがつかない場面もあります。自転車が“責任ある車両”として扱われる時代に向けて、運転ルールとあわせて、備えも一度確認しておくと安心です。
参考資料
- 警察庁交通局「自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~/自転車の交通指導取締り状況」
- 政府広報オンライン「2024年11月自転車の「ながらスマホ」が罰則強化!「酒気帯び運転」は新たに罰則対象に!」
- 警察庁「自転車を安全・安心に利用するために ー自転車への交通反則通告制度(青切符)の導入ー 【自転車ルールブック】」
村岸 理美