新緑が目に鮮やかになり、いよいよゴールデンウィークを迎える時期となりました。 新年度がスタートして約1か月。新年に立てた貯蓄目標を順調に守れている人もいれば、新生活の出費などで早くも挫折しつつあるという人もいるのではないでしょうか。

物価の高騰や税金・社会保険料の負担増などで苦しい時代ですが、少しずつでも堅実に貯蓄をしていくことが大切です。

本記事では、単身世帯の貯蓄額の平均値・中央値を年代別にご紹介します。

計画的に貯蓄するためのポイントも解説しますので、ぜひ本記事を参考に貯蓄計画を見直してみましょう。

1. 【20歳代~70歳代】おひとりさまの貯蓄額《平均・中央値・個人差》一覧データで丸わかり!

まず、J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」より、20歳代〜70歳代の単身世帯について、年代別貯蓄額データを見ていきましょう。

1.1 【20歳代】単身世帯の貯蓄額

20歳代の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は以下の通りです。

  • 金融資産非保有:33.2%
  • 100万円未満:24.6%
  • 100万〜200万円未満:10.2%
  • 200万〜300万円未満:7.1%
  • 300万〜400万円未満:5.5%
  • 400万〜500万円未満:3.1%
  • 500万〜700万円未満:5.8%
  • 700万〜1000万円未満:2.6%
  • 1000万〜1500万円未満:2.4%
  • 1500万〜2000万円未満:1.1%
  • 2000万〜3000万円未満:0.5%
  • 3000万円以上:0.7%
  • 無回答:3.1%
  • 平均値:255万円
  • 中央値:37万円

20歳代は平均値で255万円、中央値では37万円という結果でした。

働き始めたばかりの人や学生も多い世代であるため、貯蓄額はまだ少ない傾向にあるようです。

1.2 【30歳代】単身世帯の貯蓄額

30歳代の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は以下の通りです。

【30歳代】単身世帯の貯蓄額2/6

【30歳代】単身世帯の貯蓄額

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

  • 金融資産非保有:32.3%
  • 100万円未満:14.2%
  • 100万〜200万円未満:14.2%
  • 200万〜300万円未満:4.9%
  • 300万〜400万円未満:4.3%
  • 400万〜500万円未満:2.8%
  • 500万〜700万円未満:5.5%
  • 700万〜1000万円未満:3.1%
  • 1000万〜1500万円未満:5.5%
  • 1500万〜2000万円未満:4.3%
  • 2000万〜3000万円未満:2.5%
  • 3000万円以上:3.4%
  • 無回答:3.1%
  • 平均値:501万円
  • 中央値:100万円

30歳代は平均値で501万円、中央値で100万円という結果でした。

20歳代に比べると全体的な貯蓄額は増えていますが、一方で金融資産を保有していない世帯も約3割存在しています。

1.3 【40歳代】単身世帯の貯蓄額

40歳代の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は以下の通りです。

【40歳代】単身世帯の貯蓄額3/6

【40歳代】単身世帯の貯蓄額

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

  • 金融資産非保有:32.1%
  • 100万円未満:15.1%
  • 100万〜200万円未満:7.1%
  • 200万〜300万円未満:5.9%
  • 300万〜400万円未満:4.3%
  • 400万〜500万円未満:2.2%
  • 500万〜700万円未満:6.2%
  • 700万〜1000万円未満:4.6%
  • 1000万〜1500万円未満:6.2%
  • 1500万〜2000万円未満:1.2%
  • 2000万〜3000万円未満:2.8%
  • 3000万円以上:9.9%
  • 無回答:2.5%
  • 平均値:859万円
  • 中央値:100万円

40歳代は平均値で859万円、中央値で100万円という結果でした。

中央値は30歳代と同じ額ですが、平均値では40歳代の方が多く、全体的に貯蓄が増えていることが分かります。

1.4 【50歳代】単身世帯の貯蓄額

50歳代の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は以下の通りです。

【50歳代】単身世帯の貯蓄額4/6

【50歳代】単身世帯の貯蓄額

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

  • 金融資産非保有:35.2%
  • 100万円未満:10.1%
  • 100万〜200万円未満:7.4%
  • 200万〜300万円未満:4.6%
  • 300万〜400万円未満:2.7%
  • 400万〜500万円未満:3.3%
  • 500万〜700万円未満:4.9%
  • 700万〜1000万円未満:4.6%
  • 1000万〜1500万円未満:6.0%
  • 1500万〜2000万円未満:3.3%
  • 2000万〜3000万円未満:5.5%
  • 3000万円以上:10.4%
  • 無回答:1.9%
  • 平均値:999万円
  • 中央値:120万円

50歳代は平均値で999万円、中央値で120万円という結果でした。

金融資産を保有していない世帯は変わらず30%以上存在していますが、一方で3000万円以上の資産を保有する世帯が1割を超えています。

1.5 【60歳代】単身世帯の貯蓄額

60歳代の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は以下の通りです。

【60歳代】単身世帯の貯蓄額5/6

【60歳代】単身世帯の貯蓄額

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

  • 金融資産非保有:30.4%
  • 100万円未満:9.1%
  • 100万〜200万円未満:4.3%
  • 200万〜300万円未満:2.4%
  • 300万〜400万円未満:4.5%
  • 400万〜500万円未満:3.1%
  • 500万〜700万円未満:6.0%
  • 700万〜1000万円未満:4.8%
  • 1000万〜1500万円未満:8.1%
  • 1500万〜2000万円未満:4.1%
  • 2000万〜3000万円未満:5.5%
  • 3000万円以上:15.6%
  • 無回答:2.2%
  • 平均値:1364万円
  • 中央値:300万円

60歳代は平均値で1364万円、中央値で300万円という結果でした。

全体的にまとまった資産を保有する割合が増えており、平均値で1000万円を超えてきました。

1.6 【70歳代】単身世帯の貯蓄額

70歳代の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は以下の通りです。

【70歳代】単身世帯の貯蓄額6/6

【70歳代】単身世帯の貯蓄額

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

  • 金融資産非保有:20.4%
  • 100万円未満:7.1%
  • 100万〜200万円未満:8.1%
  • 200万〜300万円未満:4.2%
  • 300万〜400万円未満:3.7%
  • 400万〜500万円未満:3.5%
  • 500万〜700万円未満:6.9%
  • 700万〜1000万円未満:6.4%
  • 1000万〜1500万円未満:7.3%
  • 1500万〜2000万円未満:5.8%
  • 2000万〜3000万円未満:7.9%
  • 3000万円以上:17.5%
  • 無回答:1.2%
  • 平均値:1489万円
  • 中央値:500万円

70歳代は平均値で1489万円、中央値で500万円という結果でした。

退職金を受け取った人も多い世代であるため、平均値・中央値ともに高い金額となっています。

2. 計画的に貯蓄を進めるための「ふたつの習慣」

各年代の貯蓄状況を見ると、まとまった資産を保有する世帯とほとんど資産がない世帯に二極化していることが分かります。

年齢を重ねたからといって自然に貯蓄が増えるわけではないので、計画的に貯蓄を続けていくことが重要です。

ここでは、計画的に貯蓄するポイントを紹介します。

2.1 お金の流れを把握する

貯蓄が苦手な人に多いのが「お金の流れを把握していない」というパターンです。

お金の使い道や金額、収入とのバランスを把握せずにお金を使っていると、貯蓄していくことは容易ではありません。

自分自身のお金の流れを把握し、無駄な支出を減らすことが大切です。

住居費や水道・光熱費はもちろん、通信費、交際費、食費などを見直すことで「こんなに使っていたのか」「もっと節約できそう」といった気付きを得られます。

家計簿アプリなどを活用し、お金の「見える化」をしましょう。

2.2 先取り貯金を活用する

「毎月残ったお金を貯金しよう」と思っても、ついお金を使ってしまい、貯蓄に回す分が残らないというパターンは少なくありません。

そこで、給料が入ってきたら一定額を先に貯蓄に回す「先取り貯金」の活用がおすすめです。

先取り貯金をしていれば貯蓄分を使ってしまう心配がなく、残ったお金でやりくりする習慣が身に付きます。

金融機関によっては、毎月自動で定期預金に積み立ててくれるサービスもあるので、先取り貯金に活用してみると良いでしょう。

3. 長期目線で貯蓄を準備しましょう

20歳代〜70歳代までの単身世帯の貯蓄状況を見ると、年代が上がっていくと資産額の平均値・中央値は上がっていました。

しかし、どの年代にも金融資産を保有していない世帯や資産が少ない世帯は一定数存在しています。

「歳を重ねたら貯蓄が自然と増える」ということはないので、計画的に貯蓄していくことが大切です。

貯蓄のポイントとしては「お金の流れを把握する」「先取り貯金を活用する」といった点が挙げられます。

短期間で一気にお金を貯めることは難しいので、長期的な目線を持って計画的に貯蓄をしていきましょう。

参考資料