5. まとめにかえて|“平均額”と“自分の年金額”は別で考える

年齢別のデータを見ると、厚生年金は65歳以降で月15万円前後、国民年金は月6万円前後が「ふつうの人」の平均的な水準となっています。

厚生年金は比較的安定した金額で推移する一方、国民年金のみの場合は生活費を年金だけで賄うのは簡単ではないことが数字からも読み取れます。

また、公的年金や恩給だけで生活している高齢者世帯は全体の4割強にとどまり、半数以上の世帯が年金以外の収入や資産に頼っているのが実情です。

年金受給額には個人差があるものの、「年金だけでは足りない」世帯が少なくない現実は、老後資金を考えるうえで無視できません。

平均額はあくまで参考値にすぎませんが、自身の受給見込み額や支出の目安を把握するきっかけにはなります。

公的年金の仕組みを理解したうえで、貯蓄や私的年金、働き方なども含め、早めに老後の収入設計を考えておくことが重要でしょう。

参考資料

加藤 聖人