冬の終わりから早春にかけて咲くクロッカスは、春の訪れを感じさせてくれる代表的な球根植物です。

草丈は5~10cmと低く可愛らしいのですが、鉢に単体で植えると、芽が出るまで土の面が目立ってしまい、少し寂しい印象になりがちです。

今回は、クロッカスの基本的な性質と、その「低さ」を活かしてセンスよく見せる寄せ植えのアイデア、一緒に寄せ植えをしたい植物を参考価格とともにご紹介します。

1. 春を告げる可愛い花【クロッカス】 植えっぱなしの前に「知っておきたい」3つの約束

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high fliers/shutterstock.com

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クロッカスは球根植物の中でも比較的手間がかかりにくい種類ですが、「植えっぱなし」にする前に知っておきたいポイントがあります。

クロッカスは丈夫で育てやすい反面、環境が合わないと「花が咲かない」ことがあります。以下の3点を守ることが栽培のコツです。

1.1 【約束1】日当たりは大切

クロッカスは日光を非常に好みます。日がさすと花が開き、かげると閉じる性質があるため、日照不足だとつぼみのまま終わってしまうことがあります。冬から早春にかけては、しっかりと日が当たる場所で管理してください。

1.2 【約束2】水切れに注意して

水はけの良い土が適していますが、土中の乾燥は嫌います。生育期間中に水切れさせると球根が弱るため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、適度な湿り気を保ちましょう。

1.3 【約束3】花後の葉は切らないで

花が終わった後に残る葉は、来年のための養分を球根に送る役割があります。自然に枯れるまでは切り取らず、光合成をさせます。

葉が枯れたら休眠の合図なので、夏場は雨の当たらない涼しい場所で乾かし気味に夏越しさせます。

2. クロッカスが主役の寄せ植え「足元の寂しさ」をカバーする名脇役2つ

地面からちょこんと顔を出すクロッカス2/7

クロッカス 黄色

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クロッカスは地面に近い位置で咲くため、背の高い植物と一緒に植えると隠れてしまったり、単体だと土ばかりが目立ったりするため、組み合わせに工夫をしたいところ。

そこでおすすめなのが、「背の低い草花」との寄せ植えです。 周囲の植物が背景となることでクロッカスの花色が引き立ちますし、芽が出る前の寂しい土の隙間を彩ってくれるため、冬の間も鉢が賑やかになります。

ただし、クロッカスが日光を浴びて元気に咲けるよう、球根の上には葉が茂りすぎないようスペースを確保するのがコツです。

クロッカスの邪魔をせず、冬から春まで長く楽しめるおすすめの植物を2つ紹介します。

2.1 ビオラ

冬~春ガーデンの定番花ビオラ3/7

ビオラ

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冬~春ガーデンの定番花ビオラは、クロッカスの花が咲くまでの間も、鉢を華やかに保ってくれます。

ポイントは、クロッカスが埋もれてしまわないよう、なるべく『草丈が低くまとまる品種』を選ぶこと。または、クロッカスの開花前にビオラを少し切り戻し、バランスのよい草丈に調整しておきましょう。

ビオラが鉢の土台となり、その隙間からクロッカスが咲く様子はバランスが良くきれいですよ。紫のクロッカスに黄色のビオラを合わせるなど、色の組み合わせも楽しめます。

(参考価格:1ポット 100円~300円前後)

2.2 スイートアリッサム

小花が集まってこんもりと咲くスイートアリッサム4/7

スイートアリッサム

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小花がドーム状に広がるアリッサムは、クロッカスの足元を優しくカバーするのにぴったりの植物です。

むき出しの土を隠して寄せ植えの完成度を高めるだけでなく、雨の日の泥はねを防ぐ「マルチング」の役割も果たします。

地面スレスレで咲くクロッカスを、汚れから守ってくれる頼もしい名脇役です。

(参考価格:1ポット 150円~300円前後)

3. 《黄金ルール》寄せ植えで「クロッカスを埋もれさせずに咲かせる」配置のポイント2つ

今の時期(2月以降)から始めるなら、すでに芽が出ている「芽出し球根(ポット苗)」を使うのが一般的です。芽が見えている分、デザインがしやすく失敗が少ないのがメリットです。

3.1 【ポイント1】ポットを仮置きして配置を決める

ビオラなどの花苗と、クロッカスのポットをすべて土の上に並べてみます。

球根だけの時とは違い、すでに芽の高さや色がわかるので、クロッカスの葉にほかの植物の葉がかぶらないか確認しながらベストな配置を決めましょう。

3.2 【ポイント2】根を崩さずに植える

位置が決まったら植え付けます。

この時、ビオラなどの花苗は多少根をほぐしても大丈夫ですが、クロッカスの根は非常にデリケートです。 ポットから抜いたら土(根鉢)を崩さず、そのままそっと植え付けてください。根が傷つくと、花が咲かずに終わってしまうことがあります。

深さは「土の表面」に合わせる 秋植えの時は深く埋めますが、芽出し球根の場合はポットに入っていた土の高さと、周りの土の高さが同じになるように植え付けます。

最後に、クロッカスの芽に他の植物の葉が被らないよう、手で優しく整えてあげれば完成です。

4. まとめにかえて

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「背が低くて目立ちにくい」「土が見えて寂しい」というクロッカスの悩みも、ビオラやアリッサムといった相性の良い植物と組み合わせることで、春を待つ時間さえ楽しい一鉢に変わります。

ぜひ、冬の間も日当たりの良い場所で育てて、春の訪れを楽しんでみてください。

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LIMOガーデニング部