春の訪れを感じる3月となり、新年度に向けた準備を進めている方も多いのではないでしょうか。老後の生活を支える公的年金ですが、その受給額は人それぞれです。

年金収入だけでは生活が厳しい場合に受け取れる可能性があるのが「年金生活者支援給付金」です。2026年度には支給額の引き上げも決まっています。

この記事では、年金生活者支援給付金の制度概要や対象者の要件、具体的な申請方法について詳しく解説します。

1. 公的年金の受給額には個人差がある?平均額を確認

厚生労働省が公表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、公的年金の平均的な月額は、国民年金(老齢基礎年金)が約5万円、厚生年金(国民年金部分を含む)が約15万円となっています。

厚生年金の平均月額(男女全体・男女計)2/6

厚生年金の平均月額(男女全体・男女計)

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

しかし、グラフを見るとわかるように、実際に受け取っている年金額には大きな個人差があります。厚生年金を月に30万円以上受給する人がいる一方で、国民年金・厚生年金を合わせても月額3万円に満たない人もおり、受給額は広範囲に分布しています。

もし年金やその他の所得を合計しても、国が定める一定の基準額を下回る場合には、「年金生活者支援給付金」を受け取れる可能性があります。