2. 成長投資枠は「自由投資枠」。無駄なく枠を使い切る方法とは
成長投資枠は、篠田さんが「自由投資枠」と表現するように、柔軟な使い方が可能です。
この枠では、積極的なリターンを追求する商品だけではなく、守りの要素が強い商品もラインナップされています。
また、個別株やETFは売買単位が設定されているため、非課税枠を使いきれずに端数が出がちです。しかし、100円から金額を指定して購入できる投資信託を併用すれば、非課税枠を無駄なく使い切ることができます。
投資信託の組み合わせ次第では、リスク分散もでき、少額からでも戦略的なポートフォリオ構築が可能です。
3. アクティブファンドの本質とは
現在の投資信託の主流は、インデックスファンド(日経平均など特定の指数に連動する商品)です。しかし、新NISAの成長投資枠を活かすなら、プロが銘柄を厳選する「アクティブファンド」の活用も見逃せません。
一般的にアクティブファンドは、「市場平均を上回るリターン」を追求することばかりが注目されがちですが、篠田さんは「本質はそこではない」と指摘します。
単にリターンを追うだけでなく、市場平均よりもリスクを抑えて堅実に運用するなど、目的に応じて使い分けられる柔軟性こそが、アクティブファンドの真のメリットなのです。
著者
ミライド powered by モニクル総研
YouTube channel powerd by Monicle Institute of Research
「ミライド」は、モニクルグループのシンクタンクであるモニクル総研が運営する金融・経済YouTubeチャンネルです。証券アナリストの泉田良輔、木村敬子、ファンドアナリストの篠田尚子が研究員として在籍し、金融や経済ジャンルを中心に、ビジネス、テクノロジー、キャリア、ヘルスケア、スポーツに関わる話題などをアナリスト視点で深堀り解説します。データ分析やキーマンへのインタビューを通じて、ビジネスパーソンや一般投資家に役立ていただけるようなコンテンツを配信しています。(最新更新日:2025年12月5日)
監修者
慶応義塾大学法学部卒業。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。国内銀行にて個人向け資産運用相談業務を経験した後、2006年ロイター・ジャパン(現LSEG)入社。傘下の投信評価機関リッパーにて、投資信託業界の分析レポート執筆や評価分析業務に従事。2013年、楽天証券経済研究所に入所。2025年5月、株式会社モニクルに参画し、モニクル総研所属。当社ではファンドアナリスト業務や金融教育に関連する情報発信に従事。楽天証券経済研究所 客員研究員。ピクテ・ジャパン・ファンド・アドバイザリー・コミッティーメンバー。CFP®、1級FP技能士。
著書に『本当にお金が増える投資信託は、この10本です。』、『銀行も証券会社もFPも教えてくれない 新しい!お金の増やし方の教科書』、『NISA & iDeCo完全ガイド 2024年新制度対応版』『新NISA完全ガイド FP&投資信託のプロが教える』(いずれもSBクリエイティブ)、共著に『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)他。