3.3 国民年金と厚生年金と合計する
最後に、国民年金と厚生年金を合計します。
計算の結果、191万356円となり、月額に換算すると15万9196円となります。
したがって、平均年収500万円で40年間働いた人は、厚生年金をおおよそ16万円受給できる計算となりました。
ただし、今回のシミュレーションは簡略化したものであり、実際には複雑な計算を経る必要があります。
そのため、結果の金額は、あくまでも一つの目安として捉えるようにしましょう。
4. まとめ
2026年度の年金支給額は昨年度より、国民年金は1.9%の引き上げに、厚生年金は2.0%の引き上げになります。
しかし、マクロ経済スライドの発動などの影響により、物価上昇分に追い付かず実際には目減りするとの見通しです。
物価高は依然として継続しており、シニア世代の生活費を圧迫しています。
年金は生活費を支える大切な収入源であるため、実質目減りとなると家計状況が改善するとはいえないでしょう。
しかし、マクロ経済スライドは将来の年金資源を確保するうえで大切な制度です。
年金だけで不足する部分は貯蓄などで対応できるよう、早めに老後資金の準備を始める必要があります。
参考資料
木内 菜穂子