「入社3年で辞める」でも就活で最初に狙うのは大企業がよいワケ

大学生の就職活動で、自分にとって大事にしている項目の優先順位を極端に上げてしまうと、そもそもの就職先の選択肢を狭めかねません。様々な業種の、そして様々な職種に一度に挑戦できる就職活動においては、あまり賢いスタンスとは言えないでしょう。

大企業が採用する際の制約とは

大企業の採用方法は批判されることがあります。それはなぜでしょうか。

大企業は新卒を採用するにあたって、「大量に一括採用しなければならない」ことが多いといえます。そうした際には、どうしても採用プロセスが画一化しなければならず、結果として面接の回数もある程度決まっています。そうなると、どうしても採用のプロセスは機械的になりがちです。その中では、学生も「本当にちゃんと評価してくれているのだろうか」と感じることもあります。

一方、企業側からみると、どんなに丁寧に採用しているとはいっても「基準に合った人数を計画された通りに採用する(しなければならない)」という制約がある以上、個人を見る(評価する)ということは大前提としても、基準を満たした学生については、順次内々定を出していかなければ、目標の採用数を達成できない可能性が出てきます。

人事部として「計画していた人数が採れなくても仕方がない」というおおらかな企業であればよいですが、大企業の場合には、定年退職、また自然減などによる人員減は見込んでいることでしょうから、人員計画を持つ企業であれば、ある程度の基準を満たしているなら「内々定出しておけば」となることも否定できません。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。