3. 【ソニーがテレビ事業を分離】合弁会社設立は「量より質」の次の一手

ここ数年のソニーは価格競争からは距離を置き、「量より質」への転換を推し進めてきました。販売台数は追わずに、大型・高付加価値モデルに特化することで利益率を確保する戦略です。

直近のソニーは大型・高付加価値モデルに特化した戦略を打っている

出所:ソニー株式会社

今回の合弁会社設立には、「製造や物流のコスト負担をパートナーに委ねつつ、自社はブランドと技術開発に集中する」という狙いがあり、「量より質」戦略を徹底していく姿勢がうかがえます。

リリースでも「ブラビアというブランドは継続される」「ソニーの高画質・高音質技術とブランド力に、TCLの先端ディスプレイ技術と世界規模の生産コスト競争力を組み合わせる」「合弁会社がこれまでのサポートを継承する」といった趣旨が記載されており、身を切りつつも生き残りのために次の一手を打ったという見方もできます。