6. 「年金だけじゃ日常生活費も支払えない」60歳代の33.6%、70歳代の26.5%
老後の生活の柱である公的年金ですが、現実は想像以上にシビアであると言えそうです。
J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」によると、二人以上世帯のうち60歳代の33.6%、70歳代の26.5%が「年金だけ日常生活費をまかなうのは難しい」と回答しています。
60歳代の単身世帯にいたっては、実に半数を超える50.7%が同様の不安を抱えているのが現状です。
その最大の要因は、5割以上の世帯が懸念する「物価上昇」。さらに医療や介護の自己負担増が追い打ちをかけ、年金だけで「ゆとりある暮らし」を実現できているのは、わずか1割程度に留まっています。
「平均額」はあくまで目安に過ぎません。まずは「ねんきんネット」で自身の受給見込み額を確認しましょう。
将来の不足額を具体的に把握し、貯蓄ペースや働き方を再検討することが、老後の安心感に繋がっていきます。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 内閣府「令和7年版高齢社会白書 第2節 高齢期の暮らしの動向」
吉沢 良子
