【70歳代 ふたり以上世帯】老後の貯蓄額はいくら?平均値と中央値から見る「資産格差」
物価高で重い負担…年代別「ひと月の食費」平均から見直すシニアの家計管理
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セカンドライフが本格化する70歳代。ご自身の家計や今後の生活に対して、漠然とした不安を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。
「70歳代世帯の生活実感」についてのアンケート結果を見ると、そのリアルな声が浮かび上がってきます。「年金でさほど不自由なく暮らせる」と答えた世帯は約1割にとどまり、実に8割以上の世帯が「ゆとりはない(日常生活費程度はまかなえる)」「日常生活費程度もまかなうのが難しい」と回答しています。
さらに、「ゆとりがない」と感じる理由のトップは「物価上昇等により費用が増えていくとみているから」(二人以上世帯:57.7%、単身世帯:54.1%)となっており、長引く物価高がシニアの家計に重い影を落としていることがわかります。また、医療費や介護費の自己負担増を懸念する声も少なくありません。
こうした時代において、これまでの備えとこれからの収入のバランスを客観的に再確認することは、老後の安心を得るための第一歩です。公的年金は老後の大きな柱ですが、現役時代の働き方によって受給額には大きな個人差が生じます。
本記事では、最新の調査データをもとに、70歳代・二人以上世帯の貯蓄額(平均・中央値)や、厚生年金・国民年金の受給額の実態を紐解きます。あわせてシニア世帯の標準的な支出や食費の目安も紹介し、老後家計のリアルに迫ります。
著者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)
監修者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)