2. 【厚生年金+国民年金】「平均年収300万円」で30年間働いた人の年金額はいくら?

本章では、生涯を通じた平均年収を300万円と仮定し、民間企業で30年間働いた場合に、老後にどの程度の年金を受け取れるのかを試算していきます。

上記の想定では「第2号被保険者」に該当するため、老後に受給できる年金は国民年金と厚生年金の両方となります。

そのため、「平均年収300万円」で「30年間」厚生年金に加入して勤務したケースでは、国民年金分と厚生年金分を合算することで、年金月額を算出できます。

まずは、国民年金に該当する部分から計算内容を確認していきましょう。

2.1 平均年収300万円で30年間働いた人の「国民年金額」を試算

国民年金の受給額は、次の計算式を用いて算出できます。

83万1700円 ×(保険料納付済み月数 ÷ 加入可能年数(12か月換算))※昭和31年4月2日以後生まれの方が対象

加入期間が40年(480か月)の場合は、満額となる約83万1700円(令和7年度基準)を受け取ることができます。

今回のケースでは、加入期間が30年(360か月)であるため、計算は次のとおりです。

83万1700円 × 360か月 ÷ 480か月 = 62万3775円(月額換算:約5万1981円)

上記から、30年間加入した場合の国民年金の受給額は、年額で約62万円、月額では約5万2000円となります。