1.2 【在職老齢年金制度】支給調整額の過去からの推移
支給停止調整額は、下記のとおり年々増加しています。
- 2022年度:47万円
- 2023年度:48万円
- 2024年度:50万円
- 2025年度:51万円
- 2026年度:62万円
1.3 見直しによる年金額の変化の例
厚生労働省の試算をもとに、具体的にどのような影響があるのかを見てみましょう。
例えば「賃金(ボーナス含む年収の1/12)が46万円、厚生年金が10万円」という人を想定してみます。
この場合、収入の合計は56万円。現行制度においては支給停止のラインが51万円のため、 56万円ー51万円 = 5万円が超過しています。
在職老齢年金制度では超過分の半額が支給停止となるため、この例では2万5000円の年金が支給停止となってしまいます。
制度の見直し後はラインが62万円に引き上げられるため、停止されていた2万5000円は受け取れることになります。合計62万円になるまでは、支給停止を受けることなくすべて受け取れるようになるのです。
厚生労働省の試算では、新たに約20万人が年金を全額受給できるようになるとされています。
ここで気になるのが、今のシニアの「年金額」と「給与」の平均月額ではないでしょうか。次章にて深堀りしていきます。