2. 投資資産としても魅力の高い金、「米金利」と連動しなくなった?
金価格は、これまで米国の金利と連動して動くと考えられてきました。
利息がつかない金は、通常、米国の金利が上がると売られる資産だからです。
しかし最近はこのパターンが当てはまらず、米金利が高い状況でも金が買われ、過去最高値を更新し続けています。
これは、中国やロシアが主要産出国であることを背景とした情勢不安が、投資家や各国中央銀行による金の積極的な購入を後押ししているためと考えられます。
こうした背景から、金はまさに「有事の金」として注目されています。
3. なぜ金は「過去最高値」を更新し続けるの?
金価格は2016年ごろまで1gあたり4000円台でしたが、2025年には2万3000円(国内価格)を超える水準まで急騰しました。
なぜ、これほどまでに「金」の独歩高が続いているのでしょうか。主な要因は3つあります。
- 地政学リスクの常態化: ウクライナや中東など、終わりの見えない緊張。
- 中央銀行の「買い」: 中国をはじめとする各国の中央銀行が、ドル依存脱却のために金を買い増している事実。
- 円安の影響: 私たち日本人にとっては、世界的な金価格の上昇に加え、円安が価格をさらに押し上げる「ダブル効果」となりました。
こうした金価格高騰を前に、「もう高すぎて手が出せない」「もっと早く買っておけばよかった」とため息をつく方も多いかもしれません。
もし10年前から「純金積立」という形でコツコツと買い続けていたら、私たちの資産は今ごろどうなっていたのでしょうか。シミュレーション結果を見てみましょう。
