1.1 金融資産保有額の平均値・中央値

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  • 60歳代:平均値2683万円、中央値1400万円
  • 70歳代:平均値2416万円、中央値1178万円

平均値だけを見ると、どちらの年代も2000万円以上の貯蓄を確保し、老後も比較的安定して暮らせるように思えます。

しかし中央値を見ると、実際の資産水準はそこまで高くありません。70歳代で中央値が減少している点を見ても、老後の資金不足が現実化しつつあります。

そのため、長寿化・医療費増・物価上昇をふまえると、貯蓄が十分とは言い切れません。

1.2 金融資産保有額「2000万円超」の割合

金融資産保有額が「2000~3000万円未満」および「3000万円以上」の割合は以下のとおりです。

  • 60歳代:39.6%
  • 70歳代:37.5%

60歳代以降は退職金などのまとまったお金を手にするケースも多く、全体の3割以上の世帯が2000万円以上の金融資産を保有しています。

一方で、金融資産をまったく保有していない世帯も1割程度存在しており、家庭ごとに大きな格差があることが伺えます。