1月がはじまり、一段と冷え込みが厳しくなるとともに、家計を圧迫しているのが「生活コストの上昇」でしょう。

ただでさえ物価高が続く中、寒い冬は電気代やガス代、防寒グッズや家電などに何かとお金がかかり、家計を厳しく感じやすい時期です。

1月後半には2026年度の年金額が公表される予定です。年金額は、物価変動率や名目手取り賃金変動率に応じて毎年度改定されるもの。ただし3年連続で増額となるも、実質的には目減りになっています。

「老後、生活費にいくらかかるのか」「年金額はふつうどれくらいか」「赤字は平均でどれくらい出るのか」など気になる方もいるでしょう。

今回は、65歳以上の世帯に視点をあてて、リアルな生活費の内訳も見ていきましょう。

1. 65歳以上の無職夫婦世帯「月の生活費」は平均いくら?夫婦ふたりで「月22万円の年金」生活できるのか

まずは65歳上の平均的な生活費のデータをみていきましょう。

2025年3月11日に総務省より公表された「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」から、65歳以上無職の夫婦世帯と単身世帯のひと月の家計収支を確認します。

実収入の月額平均:25万2818円

■うち社会保障給付(主に年金)22万5182円

支出の月額平均:28万6877円

■うち消費支出(いわゆる生活費):25万6521円

  • 食料:7万6352円
  • 住居:1万6432円
  • 光熱・水道:2万1919円
  • 家具・家事用品:1万2265円
  • 被服及び履物:5590円
  • 保健医療:1万8383円
  • 交通・通信:2万7768円
  • 教育:0円
  • 教養娯楽:2万5377円
  • その他の消費支出:5万2433円
    • うち諸雑費:2万2125円
    • うち交際費:2万3888円
    • うち仕送り金:1040円

■うち非消費支出:3万356円

  • 直接税:1万1162円
  • 社会保険料:1万9171円

月々の家計収支の結果

  • 3万4058円の赤字

この夫婦世帯の場合、ひと月の実収入25万2818円に対し、支出は合計28万6877円で、月の家計収支は3万4058円の赤字となっています。

そのうち年金は月22万5182円が平均となっていますが、年金のみでは生活できず、仕事など他の収入や貯蓄での補填が必要です。