3. 障害年金生活者支援給付金、どの年代で受給者が多い?

今月に厚生労働省から「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」が発表されました。ここからは、障害年金生活者支援給付金について、どの年代で受給者が多いか解説します。

障害年金生活者支援給付金(2025年3月)5/6

障害年金生活者支援給付金(2025年3月)

出所:厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

受給件数の分布

  • 30歳未満:26万6276件
  • 30歳代:31万6202件
  • 40歳代:37万1772件
  • 50歳代:46万8876件
  • 60歳代:38万4626件
  • 70歳代:26万4423件
  • 80歳代以上:10万4991件

受給件数は約217万件にのぼり、平均給付額は月額5727円、年間に換算すると約6万8千円となります。 年齢別の受給構成を見ると、最も多いのは50歳代の約46万件となっており、次いで60歳代、40歳代と続きます。

この年金生活者支援給付金の制度が「一部の高齢者のためのもの」ではなく、働き盛りで心身に不調をきたした現役世代を支える重要な役割を担っていることが分かります。 病気や事故といった「もしも」の事態は、どの世代にとっても決して他人事ではありません。

4. まとめにかえて

今回は、2026年度に改定された障害年金と障害年金生活者支援給付金について解説しました。障害基礎年金は1級が月8万8260円、2級が7万608円となり、厚生年金加入者は基礎年金とあわせて受け取れる仕組みです。

さらに、所得要件を満たす場合には、年金に上乗せして障害年金生活者支援給付金が支給され、現役世代の受給者も多いことが分かりました。

これらの給付金は自動的に振り込まれるものではなく、請求手続きが必要です。将来の「もしも」に備えるためにも、この機会にご自身や家族が対象になるか、一度確認してみてはいかがでしょうか。

参考資料

橋本 優理