3. NISAは老後資金の準備にも役立つ
J-FLEC(金融経済教育推進機構)の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、「老後の生活への心配」という質問に対し、「非常に心配である」「多少心配である」と回答した方は78.2%にも上ります。
心配な理由としては、多い順に以下の通りとなっています。
- 十分な金融資産がないから
- 年金や保険が十分でないから
- 物価上昇があると考えられるから
- 老後資金の準備をしていないから
- 退職一時金が十分でないから
このような心配や不安を解消するためには、やはり早期から老後資金の準備を始めることが大切です。
資金準備方法には、金融機関への預貯金や個人年金保険への加入、iDeCoなどの方法がありますが、今回解説したNISAも有効な一つの方法です。
NISAは、長期間運用することで複利効果により資産を雪だるま式に増やす仕組みとなっています。
そのため、若いうちから少しずつ老後資金を準備したい方に適した方法といえるでしょう。
とはいえ、50歳代から始めても遅くはありません。
50歳から15年間、毎月5万円ずつを積立投資すれば、65歳には投資元本900万円とその運用益が得られる可能性があります。
積極的に資産を形成したいと考えている方は、家計やライフスタイルに合わせてNISAも取り入れてみるのもよいでしょう。
4. まとめ
今回のシミュレーションでは、15年間毎月5万円ずつ積立投資をした場合、年利2%の場合は資産評価額が約1.16倍に、4%の場合は約1.36倍に、6%の場合では約1.59倍になることがわかりました。
NISAは運用益が非課税になるというメリットがあり、利益をそのまま手元に残せます。
また、複利効果により資産を増やせる仕組みにより、長期間運用するほど効果的な資産形成を目指せます。
ただし、市場価格の変動により元本割れするなどのリスクもあります。
メリットやリスクを十分に理解したうえで資産形成に取り組むことが大切です。
参考資料
木内 菜穂子