3. 積立額を変えた場合の現実的な選択肢
毎月5万円の積立シミュレーションを紹介しましたが、毎月5万円の積立が理想だと感じても、実際には家計の状況によって難しい場合もあります。
そのようなときは、無理に金額を維持しようとするよりも、積立額を調整しながら続けることが現実的です。
たとえば毎月3万円や2万円であっても、15年間継続すれば元本はそれぞれ540万円、360万円となり、運用次第では老後資金の一部を確保する役割を果たします。
積立額を下げることは「意味がない選択」ではなく、家計への負担を抑えつつ資産形成を続けるための判断と言えるでしょう。
大切なのは金額の大小よりも、長期間にわたって積立を続けられるかどうかです。
収入や支出の変化に応じて積立額を見直しながら、新NISAを活用して無理のないペースで老後資金を準備していく視点が重要です。
4. まとめにかえて:将来の生活を支えるために今できること
本記事では、新NISAの「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の特徴を整理し、50歳から65歳までの15年間、毎月5万円を積み立てた場合のシミュレーションを行いました。
2025年の調査結果が示す通り、資産形成のフェーズは「貯蓄」から「運用」へと確実にシフトしています。
シミュレーションでは、50歳代からでも、利回り次第で老後資金の大きな支えとなる結果も出ています。
もちろん投資にはリスクも伴います。メリットとデメリットを正しく理解し、ご自身の許容範囲内で新NISAを活用することが、豊かな老後への第一歩となるでしょう。
参考資料
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 金融庁「NISAを知る」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」用語の説明
マネー編集部NISA班