4. まとめ
「辰巳天井(たつみてんじょう)」という相場の格言をご存じでしょうか。
これは辰年から巳年にかけて、株価が天井を打つような勢いで上昇しやすいという経験則から生まれた言葉です。
事実、2024年(辰年)から2025年(巳年)にかけての市場は、まさにこの格言を体現するかのように、株式市場のみならず金価格も歴史的な高値を連日更新する「辰巳天井」の展開となりました。
2026年は「午(うま)年」です。格言では「午尻下がり(うましりさがり)」といわれ、それまでの勢いが落ち着き、価格が下落傾向に転じやすい年とされています。
こうした言葉を聞くと、「これからは損をしてしまうのではないか」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、本記事で解説した通り、純金積立は「ドルコスト平均法」という特徴があります。
相場が格言通りに動こうが、あるいは予想を裏切る動きを見せようが、”定額”で買い続けるしくみがあれば、価格が高い時にはリスクを抑え、価格が下がった時には安く多くの量を仕込むことができます。
日々の価格変動や干支の格言に一喜一憂する必要はありません。どっしりと構えて「長期的な資産形成」を継続することが大切です。
参考資料
和田 直子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
現役世代からシニア層、富裕層と幅広い個人顧客に対し、資産運用コンサルティングを行う。
<主な専門領域>
投資信託、ファンドラップ、外貨預金、生命保険、医療保険、住宅ローン、事業性ローン、贈与、相続、遺言信託、不動産など、多岐にわたる金融サービスと承継対策をワンストップで提案。特に、長期的な資産形成や富裕層向けのウェルスマネジメント、シニア世代への承継・相続の分野で豊富な知識と実績を持ち、表彰歴多数。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する【くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」】のマネー編集部にて企画・執筆・編集・監修を担当。
厚生年金保険と国民年金保険(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用を専門とする。
NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローンなどの国民生活に直結する金融情報を始め、FX、株式投資、金(ゴールド)などの投資経験をいかし仕組みやリスクなどを分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成【2025年12月22日更新】