2. 【シミュレーション】平均年収300万円で30年間働いたら厚生年金はいくらもらえる?

すでに触れたように、厚生年金受給額は現役時代の年収や厚生年金保険への加入期間などにより計算されます。

国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、平均給与は478万円ですが、女性の平均年収は約333万円とされています。

では、タイトルにあるように「平均年収300万円で30年間働いた会社員」は、国民年金を含めた厚生年金をいくら受給できるのでしょうか。

具体例を用いてシミュレーションしてみましょう。

【シミュレーション条件】

  • 入社年月:2003年(平成15年)4月
  • 厚生年金加入期間:22歳から52歳までの30年間
  • 平均給与:300万円
  • 国民年金保険料:40年(480ヵ月)満額納付
  • 経過的加算や加給年金額は考慮しない

2.1 STEP1:国民年金受給額を求める

厚生年金受給額の中には国民年金部分も含まれているため、STEP1として国民年金受給分を計算します。

国民年金は、保険料を納付した月数によって受給額が決まり、40年間納めると満額受給が可能です。

しかし、保険料の免除や納付猶予を受けた後、追納をしていない場合は、その分減額された金額が支給されます。

シミュレーション条件より、国民年金保険料は40年間納付しているため、このケースでは満額受給できます。

令和7年度の受給額は月額6万9308円が水準とされていることから、年額にすると83万1696円です。

したがって、国民年金分は年額83万1696円となります。