2. 新NISA制度による積立のメリット
「投資は難しそうで、何から始めたらいいか分からない…」 そんなふうに投資にハードルを感じている方にとって、新NISAは心強い味方です。この制度は、特に投資初心者の方が一歩を踏み出しやすいように設計されています。ここからは、新NISAで積立投資を始める主なメリットを2つお伝えします。
2.1 非課税で運用できる
新NISA最大の魅力は、投資で得た利益に税金がかからない「非課税制度」であることです。
通常、投資の利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座内での運用ならこれがゼロになります。特に、複利効果で利益が大きくなりやすい長期の積立投資では、この非課税メリットが絶大な効果を発揮し、資産形成の強力な追い風となります。
具体例として、つみたて投資枠で50万円かけて購入した投資信託が将来100万円の価値になった場合、一般口座では売却益50万円に対して約10万円の税金が差し引かれますが、NISA口座なら100万円を丸ごと手にすることができるのです。
2.2 初心者でも安心して商品を選択できる
新NISA制度の「つみたて投資枠」では、金融庁による厳格な基準を満たした投資信託のみが対象となっています。これらは長期投資に適した商品として、低コスト設計され、適切な分散投資が組み込まれています。
投資初心者にとって最大の障壁である「何を選べばよいかわからない」という不安を解消し、専門知識がなくても比較的リスクを抑えた資産運用をスタートできる環境が整っています。このような制度設計により、投資未経験者でも長期的な資産形成への一歩を踏み出しやすくなっているのです。
著者
青山学院大学卒業後、会計事務所にて税理士補助業務に従事。その後、ファイナンシャルプランニング技能士検定1級と社会保険労務士試験に合格。社会保険労務士事務所にて、給与計算や社会保険手続き、労務コンサルティング補助業務などに従事。公的年金、社会保険(国民健康保険)、定額減税制度などのお金に関することや、NISA等の資産運用関係の執筆を得意とする。
監修者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)や一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有するメンバーが多数在籍する「LIMO編集部 証券出身者チーム」は、株式会社モニクルリサーチが運営する経済メディア『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社などの金融機関で資産運用のアドバイザリー業務に従事してきた証券会社出身者を中心に構成された編集チームです。
野村證券株式会社出身の宮野茉莉子や、日興コーディアル証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)出身の安達さやかなど、第一線の金融現場でキャリアを積んだ編集者が在籍し、証券会社の支店において国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じた個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に携わってきました。顧客一人ひとりのライフプランやリスク許容度に応じた、丁寧でわかりやすい資産運用提案を強みとしています。
記事制作にあたっては、厚生労働省、金融庁、などの官公庁が公表する一次情報や統計データを重視し、正確性と客観性を大切にした執筆・監修を行っています。取り扱いテーマは、公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなど多岐にわたります。
(最新更新日:2026年1月9日)