3. 【障害年金】「働き世代最多」障害年金生活者支援給付金とほぼセットでもらう人多い?
年金制度には生活を支援するため「年金生活者支援給付金」があることをご存知でしょうか。前年の所得など一定の要件を満たす場合、年金に上乗せして「年金生活者支援給付金」が受け取れます。
3.1 障害年金生活者支援給付金
2025年3月時点の認定されている支給件数と平均年金月額についてみていきましょう。
- 受給件数:217万7166件
- 障害年金生活者支援給付金の平均給付月額:5727円
障害基礎年金の受給者数(約222万人)と近い数の方が受け取っており、ほぼセットで利用されている制度と言えます。平均給付月額は約5700円ですが年額にすれば約6万8千円、決して小さくない金額です。
3.2 受給件数で多いのは50歳代
受給者の年齢構成を見てみると、次のような分布になっています。
- 30歳未満:26万6276件
- 30歳代:31万6202件
- 40歳代:37万1772件
- 50歳代:46万8876件
- 60歳代:38万4626件
- 70歳代:26万4423件
- 80歳代以上:10万4991件
年齢別に見ると、受給件数が最も多いのは50歳代で、障害年金生活者支援給付金の受給者の中心を占めています。働き盛りの時期であっても、事故や病気、心身の不調によって生活に影響が出るケースは少なくありません。こうしたデータからも、障害年金や障害年金生活者支援給付金は、決して一部の高齢者だけの制度ではないことがわかります。

