高齢者世帯のリアルな生活費や、世代別の「平均貯蓄額」はどのくらい?家計の実態を確認
厚生年金・国民年金の平均月額と、シニアの「ひと月の生活費」データを整理!長期・分散・積立投資が投資の基本
Hyejin Kang/shutterstock.com
国民生活基礎調査によると、高齢者世帯の55.8%が生活の苦しさを感じており、高齢無職世帯では毎月約3万4000円の赤字が発生しています。老後の経済的不安を軽減するには、現役世代からの計画的な資産形成が欠かせません。
世代別の貯蓄状況を見ると、60歳代の中央値は単身世帯で350万円、二人以上世帯で650万円となっており、平均値との差も大きくなっています。本記事では、世代別の貯蓄の実態を確認し、NISAやiDeCoを活用した長期・分散・積立投資による効果的な資産形成の方法を解説します。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1. 数字で見る高齢者世帯の生活実感|「ゆとり」はどれくらいある?
厚生労働省の「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」を参考に、高齢者世帯のリアルな生活感を見てみましょう。
「大変苦しい」「やや苦しい」と回答した人の割合を合計すると、55.8%の人が苦しいと感じている状況です。
実際に、高齢無職世帯の家計状況は、毎月約3万4000円の赤字が発生している状況です。毎月資産を取り崩している世帯にとっては、「豊かな状況」と感じづらいのは仕方のないことかもしれません。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。合同会社柴田人事労務オフィス代表社員。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)