やっとレゴを自由に組み立てて遊べるゾーンに到着しました。彼らにとって、ここさえあれば他はいらないのです。あちこちにちらばるタイヤと部品をかき集めるのにもう必死。できた車を走らせる坂のコースも用意されていて、みなが競って転がしています。

とにかく大人気のゾーン。下の子はどうしているかと見ると、タイヤだけを持って坂の上から何度も転がして遊んでいました。それだけなのに大興奮です。やはり男の子が多かったようですが女の子もいましたし、子どもより楽しんでいそうなパパもいましたよ。

また、車ではなく、ブロックで自由に街をつくるゾーンもありました。うちの子らは行きませんでしたが、こちらも人気。女の子が多かったように思います。ちなみに先生のつく「ワークショップ」も開催されていましたが、人数制限があり、これも年上の子向けに感じたので入りませんでした。

さて、楽しそうでよかったよかった、とこちらは一息入れようと思いましたが、ここで誤算が。

名古屋のレゴランドに行った人のブログを見たとき「ブロックで自由に遊ぶスペースの周りにテーブルがぐるっと置かれ、大人はゆっくりと休みながら見守ることができる」とありました。しかしお台場はちょっと違い、近くにテーブル席もありますが数はわずか。その日はほぼ埋まっていました。

ブロックの自由スペースもやや狭めで混雑時はお互いぶつかってしまいそう。もうちょっと大きい子どもなら一人でやらせていてもよかったのかもしれませんが、4歳、2歳には届きにくい高さにブロックが置かれていたこともあり、全然座ってなんかいられませんでした。

「あー、いつまでいることになるんだろうなー」と思うこと数回。夢中になっていないと、ここは正直、狭くて暑いところでしかありません(ごめんなさい)。これだけ元気な子どもがたくさんいると、2月ですが暑かったですね。蒸しているようにさえ感じました。私がこのようなアミューズメントパーク系が苦手なせいで余計そう感じたのだと思います。

最後はおきまりのコースで

この難関を突破するには、あの手を使わなくてはなりません。そうです「おみやげ」です。買って帰ろうかの一言で事態は急展開。あんなにしがみついていた場所も振り返りもせず出口へ向かいました。やれやれ。

しかし、人ごみの熱気にやられてしまったのか、入り口のほうに歩いてしまったんです。私はそもそも、入り口と出口が別方向にあるとは考えてもいませんでした。ご注意を。

出口には不可避的に売店がついています。売店を通らないと出られない仕組みです。売店に足を踏み入れたとたん、まるで今までは余興、これからが本番!と言わんばかりに目を輝かせ走り回る長男。いいんですよ、想定内です。

親としてはなるべく安価で、汎用性があり、しかも丈夫で長く楽しめるものを……なんて望んでしまいますけれど、はい、望んだだけです。結局子どもは、自分でできるの? 飽きない? すぐ壊れそう。高いなー。そんなところを突いてきます。交渉が落ち着き従者(親)が支払いを終えると、やっと外へ。

近くに海に面した公園があり、そこでもめいっぱいはしゃぐ二人。「来てよかったな」と思う一瞬でした。

私自身人ごみが苦手なので、マイナスな気分も正直に書いてしまいました。が、レゴ好きにとっては行く価値ありの施設だと思います。レゴらしく老若男女楽しめますし、夢中になっている我が子を見ると来てよかったとつくづく思います。

いつか名古屋、本場デンマークのレゴランドに行ってみたいな!

シマダマキ