2. おさえておきたい手当②:高年齢求職者給付金

「65歳で退職し、以降は一旦老後生活に入りながら仕事を探したい」という人は、高年齢求職者給付金の受給を検討しましょう。

退職後、再就職まで時間が空く場合に受け取れる給付金として、雇用保険の失業給付(基本手当)が挙げられます。高年齢求職者給付金は、基本手当と仕組みが似ていますが、給付金の支給形式が異なります。

高年齢求職者給付金の受給要件は、以下のとおりです。

高年齢求職者給付金の受給要件

高年齢求職者給付金の受給要件

出所:厚生労働省「離職されたみなさまへ 〈高年齢求職者給付金のご案内〉」をもとに筆者作成

  • 離職の日以前1年間のうち、被保険者期間が通算で6ヵ月以上あること
  • 失業していること

また、給付額は、以下のとおりです。

  • 被保険者期間1年未満:基本手当日額の30日分の一時金
  • 被保険者期間1年以上:基本手当日額の50日分の一時金

離職前の賃金をもとに計算した「基本手当日額」をもとに、一定期間分の金額を支給します。基本手当と異なり、一時金として支給されるため、まとまったお金を受け取れます。年金との併給が可能なのもメリットです。

高年齢求職者給付金については、自分でハローワークに出向き、離職票の提出と求職申込をする必要があります。その後求職申込日から7日間の待期期間、さらに1〜3ヵ月の給付制限を経て、ようやく支給されます。支給まで少し期間が空くため、それまでの生活を賄える資産を備えておくのが重要です。