「令和8年、65歳になる人へ」年金は手続きしないともらえない《年金請求書が届いたら》老齢年金本体に「プラスされる」申請主義の「給付金・上乗せ年金」も【手続きは確実に！】

3. 「令和8年、65歳になる人へ」年金請求書が届いたら

年金受給の鍵となるのが、日本年金機構から郵送される「年金請求書」です。この書類には、基礎年金番号や氏名などが事前に印字されています。

65歳（または特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢）に到達する3カ月前に「年金請求書」が届きます。提出は誕生日の前日以降に、お近くの年金事務所または「街角の年金相談センター」で行います。

すでに「特別支給の老齢厚生年金」を受け取っている方は、65歳になると本来の老齢年金へ切り替わるため、あらためて請求手続きが必要です。

65歳の誕生月の初め（1日生まれの場合は前月の初め）に請求書が届き、誕生日の前日以降に日本年金機構本部へ郵送または電子申請で提出します。

年金請求書の提出を忘れると、年金の支給が一時的に保留されることがあるため注意しましょう。

希望するタイミングで年金の支給を開始するためには、誕生月の末日（1日生まれの方は前月末日）までに提出することをおすすめします。この期限を過ぎても受給権は失われませんが、支給が数カ月遅れる可能性があります。

また、年金を受け取る権利は5年で時効を迎えるため、請求書が届いたら放置せず、適切な時期に提出することが大切です。