12月15日は2025年最後の年金支給日でした。次回の年金支給日は、2026年2月13日です。
年金支給額は一人ひとり異なりますが、一定金額に満たない方には「年金生活者支援給付金」が上乗せして支給されることをご存じでしょうか。
長引く物価高騰の中、年金だけで生活が厳しい方の中には、もらえるのであれば自分も欲しいと思う方もいるでしょう。
しかし、年金生活者支援給付金はだれでも受給できるのではなく、一定の要件に該当する方のみが対象になる制度です。
本記事では、いつもの年金にプラスして、年金生活者支援給付金が支給される場合の要件や支給額について解説していきます。
1. 年金の平均受給額は月額いくら?
まずは現在のシニア世代が厚生年金と国民年金を毎月平均いくら受給しているのか確認しましょう。
厚生労働省年金局が公表した「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、令和5年における厚生年金の平均受給額は月額14万6429円、国民年金は5万7584円です。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1.1 【厚生年金/国民年金(いずれも月額)】
- 全体:14万6429円/5万7584円
- 男性:16万6606円/5万9965円
- 女性:10万7200円/5万5777円
厚生年金と国民年金の受給額を比較すると、厚生年金は国民年金よりも約8万8000円多く、およそ2.5倍の金額となっています。
受給額に差が生じるのは、両年金制度の構造的な違いが影響しているためです。
国民年金は、日本国内に住む20歳以上60歳未満の方が加入する制度で、年金制度のいわゆる土台となる部分です。
国民年金のみに加入している方が将来受け取れるのは、国民年金のみになります。
一方、厚生年金は、国民年金の2階建て部分に該当する制度で、会社員や公務員が加入します。将来は、国民年金を含めた厚生年金が受給できます。
このような仕組みから、2つの年金制度には受給額に差が生じることになり、厚生年金の方が高額になるのが一般的です。
国民年金は月額6万円弱という受給額であるため、老後の生活費が大きく不足し不安になる方もいるでしょう。
そういった場合に支給されるのが「年金生活者支援給付金」です。

