2025年は、日本初の女性総理誕生という歴史的な出来事もあり、社会経済が大きく揺れ動いた一年でした。大きな変化の波が続く一方で、私たちの日常生活においては依然として「物価高騰」が深刻な課題となっています。

特に年金世帯においては、日用品や光熱費の相次ぐ値上げが家計を圧迫しており、2025年度の改定だけでは「生活にゆとりが出た」と実感しにくいのが実情ではないでしょうか。

こうした状況を踏まえ、2026年1月23日、厚生労働省は2026年度(令和8年度)の年金額改定とともに、「年金生活者支援給付金」の給付基準額の改定率も公表しました。

今回は、私たちの生活を支えるこの給付金の改定内容と仕組みについて詳しく解説します。

1. 「年金生活者支援給付金」とはどんな制度?

年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして支給される給付金で、以下の3種類があります。

  • 老齢年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

「老齢・障害・遺族」、それぞれの基礎年金を受給中の人が、公的年金を含めても所得が一定基準以下となる場合に、2カ月に一度、受け取ることができるものです。