2.1 「自己負担の上限額」どう決まる?

高額療養費制度における自己負担の上限額は、被保険者の年収に応じて区分が決まります。そのため、同じ医療費がかかった場合でも、年収によって実際の自己負担額は異なります。

  • 自己負担限度額
    =8万100円+(医療費総額−26万7000円)×1%

※年収約370万~約770万円(3割負担層)の場合の例

たとえば、年収約370万~770万円の世帯が医療費100万円かかった場合、窓口では30万円ですが、制度を使うと実際の負担は約8万7千円です。

今回の見直しでは、この上限額の計算に使われる定額部分が引き上げられる可能性があります。