シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「セリア」を展開するセリア(2782)の、2019年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年4月5日に更新されたセリアの2019年3月既存店売上高は対前年同月比101.7%と、3カ月続けてのプラス成長。内訳は客数が101.6%、客単価が100.1%でした。
全社売上高も109.5%で、プラス成長が継続しています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2019年3月期のこれまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
既存店売上高はプラス月6カ月、マイナス月6カ月という結果になりました。ただし下期は1月から3カ月続けてのプラス成長で、上期の不振を下期にカバーした形です。なお、客数、客単価はいずれもプラス月5カ月、マイナス月7カ月であり、マイナス月が先行してしまいました。
一方で全社売上高は全ての月でプラス成長を果たしています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年1月の7,390円を天井に下落し、本年1月15日に3,100円の安値を付けました。その後は反転し、2月からは3,700円付近での取引が続いています。
既存店売上高は上期若干の不振となりましたが、下期は3カ月続けてプラス成長となり、良い形で期末を迎えました。来期も現在の好調を維持してスタートできるのか注目されます。
参考資料:平成31年3月の月次売上高前年比について
LIMO編集部