本格的な冬の訪れを感じる季節になりました。庭の植物たちが静かに眠りにつくこの時期、「ガーデニングは春までお休み」と考えている方も多いかもしれません。

しかし、この時期にひと手間加えておくことが、春の庭をより一層美しく、そして作業をぐっと楽にするポイント。来年の春に色とりどりの花が咲き誇る庭を想像しながら、今できることから始めておきましょう!

この記事では、ガーデニング初心者の方でも安心して取り組める冬の庭仕事のポイント7つをリストにしてご紹介します。

1. 冬から始める春庭準備!初心者でもできる「ガーデニング作業」7選

1.1 まずは基本の「お掃除」から!庭や花壇をリセット

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maxbelchenko/shutterstock.com

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まずは、庭のキャンバスをきれいにするところからスタート。秋の間に積もった落ち葉や、シーズンを終えた一年草などを片付け、庭全体をすっきりとさせましょう。

これらを放置してしまうと、病気や害虫が越冬する場所になってしまう恐れがあるため注意が必要です。きれいにすることで春に新しい芽が気持ちよく顔を出しやすくなり、さらには新しい苗を植えるスペースの確保にも繋がります。ついでに気になる雑草も抜いておくと、春先の草むしりが楽になりますよ。

もしコンポストをお持ちなら、集めた落ち葉は宝物です。時間をかけて、栄養たっぷりの腐葉土に変身させてあげましょう。ただし、病虫害の被害にあった植物の落ち葉がある場合は、被害拡大を防ぐためコンポストには入れずに処分してください。

1.2 樹木の健康と来春の花のために「冬季剪定」

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Peter Kniez/shutterstock.com

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冬に葉を落とす樹木(落葉樹)にとっては、休眠期である冬が剪定のベストシーズンです。葉が落ちた樹木は枝の形がよく見えるため、どこを切ればよいか判断しやすく、剪定による樹木へのダメージも最小限に抑えられます。

冬の剪定が適しているのは、ハナミズキやヤマボウシ、モミジやバラといった落葉樹。高さを抑え、形を整えるための切り戻しを行ったり、不要な枝を整理したりしておくことで、翌春以降も美しい花や樹形を楽しめます。

ただし、すでに新しい花芽をつけている樹木の場合、剪定の仕方によっては来年の花が咲かなくなる恐れがあるため要注意。剪定する前に、お手元の樹木の種類や花芽ができる時期、樹種ごとの剪定の適期を確認してみてくださいね。

ハナミズキ

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Virunja/shutterstock.com

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ヤマボウシ

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herlock_00/shutterstock.com

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1.3 春の芽吹きを助ける「土壌メンテナンス」

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Peter Kniez/shutterstock.com

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春に新しい植物を迎える花壇や菜園スペースは、冬のうちに土をリフレッシュさせておきましょう。ふかふかの土は、植物にとって最高のベッドになります。

天地返し

土の表面から30cm程度の上層土と、その下にある同量程度の下層土を入れ替える作業です。少し力が必要ですが、土の中に潜む害虫や雑草の種が低温に当たることで動きを抑制し、土の通気性や水はけを改善する効果が期待できます。

古い根や小石の除去

土を掘り返すと、前の植物の古い根や石などが出てきます。これらを丁寧に取り除き、植物の根が伸び伸びと成長できる環境を整えましょう。

堆肥の混合

仕上げは、牛ふんや腐葉土などの有機肥料を混ぜ込む作業。冬の間に土の中でゆっくりと分解され、春がくる頃には植物が育ちやすい栄養満点の土壌が完成していることでしょう。

1.4 大切な植物を守るための「防寒対策」

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Svetlana Klaise/shutterstock.com

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現在お庭で育てている植物がある場合は、寒さから守るための対策をしておくと枯れてしまう心配を減らせます。

鉢やプランターの場合

  • 日当たりが良く、冷たい北風が直接当たらない場所へ移動させましょう。
  • 雪や霜が降りそうなときは、軒下や室内に取り込むのが理想です。移動が難しい場合は、寒冷紗や不織布などで覆ってあげましょう。

庭植えの植物の場合

  • 植物の株元にバークチップやワラなどを敷いて「マルチング」をします。これは、土の凍結を防ぎ、植物の根を守るための暖かいお布団のようなものです。
  • 雪が多い地域では、竹や木材などで樹木を囲う「雪囲い」を施し、雪の重みで枝が折れるのを防ぎましょう。

1.5 来シーズンへの栄養補給「寒肥(かんごえ)」

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来年の花付きや実付きを良くするために、「寒肥(かんごえ・かんぴ)」という追肥をおこないましょう。冬に肥料を与えておくことで、春からの活動に必要な栄養を土壌に蓄えることができます。

寒肥を推奨するのは、バラや桜、ツツジやアジサイ、ハナミズキといった花木や、果樹類。休眠中の植物に負担をかけないためにも、ゆっくりと効果が現れる緩効性の肥料を規定量与えることが大切です。

ツツジ

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出典:Ihor Hvozdetskyi/shutterstock.com

1.6 成長を促す絶好のタイミング!「植え替え・株分け」

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出典:TsElena/shutterstock.com

冬に葉を落とす落葉樹や宿根草にとっては、寒さで休眠期に入る12月から2月が植え替えや株分けに最適な時期。鉢植えの植物は、根詰まりを防ぐために一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。鉢から優しく引き抜き、古い土や傷んだ根を少し整理してから新しい土で植え付けます。

このとき、古い土は再利用せず、新しい培養土を使うのが元気に育てるコツ。株分けも同様に、根についた土や傷んだ根を丁寧に取り除いてから新しい鉢に植えてあげましょう。

1.7 一番楽しい時間?「春のガーデニング計画」を練ろう

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出典:HikoPhotography/shutterstock.com

暖かい部屋で、春の庭を思い描く時間は冬のガーデニングの醍醐味です。春になったらどんな花を育てたいか、庭をどんな雰囲気にしたいか、今のうちに計画を立てておくと春先の苗選びがスムーズに進みます。

庭のデザインやテーマを考えたり、どこに何を植えるかレイアウトをスケッチしてみたりするのも楽しいものです。

これまで育てたことのない植物に挑戦したいなら、この冬の間に育て方をじっくり調べて知識を深めておくのもよいでしょう。

2. 冬の手入れで、春の庭がもっと楽しくなる

冬の庭仕事には、掃除や土壌メンテナンス、剪定や寒肥、そして今ある植物を守るための対策などさまざまな作業があります。

もちろん、お住まいの地域の気候や育てている植物によって必要な手入れは異なりますので、ご自身の庭に合った作業を選んでみてください。

春のガーデニングシーズンを最高の形で迎えるためにも、今のうちに準備を進めておきましょう!

2.1 紹介した植物の参考価格

  • ハナミズキ 参考価格:3000~5000円前後(5号鉢)
  • ヤマボウシ 参考価格:700~2000円前後(4号ポット苗)
  • アジサイ 参考価格:1000円前後(5号ポット苗)

3. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧

さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。

植木鉢の号数とサイズ11/12

植木鉢の号数とサイズ一覧表

出所:LIMO編集部作成

植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。

  • 3号鉢…直径9㎝
  • 3.5号鉢…直径10.5㎝
  • 4号鉢…直径12㎝
  • 5号鉢…直径15㎝
  • 6号鉢…直径18㎝

これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。

植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。

植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。

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Aygul Bulte/shutterstock.com

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LIMOガーデニング部